テイルズ・オブ・参議院選挙
友人から電話が来た。
着信があったとき、嬉しさと同時に用件を察して少々憂鬱になった。
うれしい・・・そう、彼女は小学生の頃から付き合いが続いている貴重な友人の一人なのだ。
毎年の年賀状、学生の頃は旅行に行ったり飲みに行ったり。
お互いの結婚・出産のときはお祝いしあったり。
お互いの家を行き来して子どもの顔を見せ合ったり。
友人の少ない私にとっては、そんな付き合いができる貴重な人。
小学生の頃は私は家庭の事情でとある新興宗教の活動をしていて、彼女も同じ状況であった。
彼女は純粋に熱心に活動を行い、すくすくと信仰の心を育てて、その教え通りに周りの人にも信仰の良さを伝えている。
一方の私は、小学生の頃から活動しつつも、既に頭の中は疑問だらけ。
親に叱られるから、仲良しの友達がいるから、という理由だけで集まりに出たりお経を唱えたりしていた。
中学生で反抗期を迎えると同時に、なんだかんだと理由をつけて活動をしなくなった。
彼女は近況をひとしきり話し、私の近況に相槌を打ち、そして選挙の話を切り出した。
(嗚呼、やっぱり~)
友人「○○さん、今回は厳しいみたい。投票、お願いね」
私「うん、わかった」
嘘の返事をするのは心苦しいけれど、ここは「嘘も方便」の嘘ってことで。
私は彼女の純粋さがうらやましくて眩しい。
私にその純粋さがあったら、母ともめたり苦しんだりすることはなかったかもしれない。
母の希望を全て受け入れたら、私はどんな人間になりどんな人生を歩んでいたのだろうか。
私に作家の才能があれば、その辺をふくらませてSF小説でも描けそうだ。
もちろん、母からも数日前に選挙の話はされている。
まあ、しばらくしたらまたメールがくるのだろうけど。
選挙は、とても憂鬱だ。
こんな風に、毎回うそをついたり傷ついたりしてしまう。
それでも、
今朝、高須賀さんのブログを拝見して、とにかく選挙には行こうと思った。
※勝手に引用してすみません
どの選択が合ってるか間違ってるかなんて、だれにも分からない。
投票した人がたとえ当選したとしても、
ソイツがちゃんと仕事するかどうかなんて分からない。
とにかく、この地域は自分の頭で考えて投票権ちゃんと使う人だらけだから、せいぜいさぼるなよ!
という意思表示のために行こう。
ちなみに、うちは夫婦でもどこに投票したかお互い話はしません。
子どもたちが18歳になって、選挙権を得たとしても、
投票に行く理由は話すかもしれないけど、その先は干渉しないつもりです。
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